最近では、高品質な「フリー素材」が手軽に入手できるようになりました。
しかも、イラストをはじめ写真・動画・音楽・効果音などなどジャンルも多岐に渡ります。私も動画編集の際には、それらの素材を便利に利用させてもらっています。
しかし、私のようなユーザーが注意しなければいけないのは、その手軽さに甘えて、気づかないうちに規約の範囲を超えた使い方をしてしまう可能性があること。
「フリー」という呼び方から勘違いしてしまいますが、配布されている素材は、入手したユーザーが100%自由に使用する権利を与えられているわけではありません。 あくまでも各サイトの規約で許可された範囲での利用に限定されます。
利用規約・使用条件は、配布サイトごとに大きく異なります。無用なトラブルを避けるためにも、事前にしっかりと目を通すように習慣づけましょう。
規約を読む際に、特にチェックしておきたいのが以下の7点。
- 「使用料」を確認する
- 「商用利用」の可否を確認する
- 「編集・加工」の可否を確認する
- 利用可能な「範囲」を確認する
- 「著作権表記」の要・不要を確認する
- 使用報告の有無を確認する
- そのほか
この記事では、利用規約を読む際に 特に確認しておきたいこの7つのポイントを、詳しくみていきます。
【1】「使用料」を確認する
「フリー素材 = 無料」というイメージを持っている方も多いと思いますが、これは必ずしも正しくありません。
例えば、PIXTAのような有料ストックサイトが扱っているのは、一般的に「ロイヤリティフリー」と呼ばれるタイプの素材です。
ロイヤリティフリー素材とは「一度購入すると使用許諾の範囲内で何度でも使用できる素材(PIXTAより)」のことであり、この場合、当然ながら最初にお金を支払う必要があります。
また、素材そのものは無料で入手できる場合でも、使用条件によって料金が発生するケースもあります。
例えば、イラスト素材で有名な「いらすとや」さんの場合は「素材を21点以上使った商用デザイン(重複はまとめて1点)は有償」という規定があります。自分の用途で無償利用できるのか、しっかり確認しておきましょう。
- 一定の数以上を使用する場合は有料(例:いらすとや など)
- WEBでの使用は無料だが TV番組での使用は有料
- 著作権表示なしで使用する場合は有料 など
【2】「商用利用」の可否を確認する
素材を「商用」で利用可能かどうかも確認しておきましょう。
配布サイトの中には「商用利用はNG」「個人での利用に限り無料。商用利用は有料」といった規約を設けているケースがあります。
以前は、企業が営利目的で利用する場合のみを「商用」と規定しているケースが多かったのですが、最近ではアフィリエイト広告が普及したことを受けて、個人運営のブログ・Youtubeチャンネルであっても、広告収入などが発生する場合には「商用」として扱われるのが一般的になっています。
「商用」利用の可否と、その範囲を確認しておきましょう。
【3】「編集・加工」の可否を確認する
入手した素材を、ユーザー側が「編集・加工」して利用しても大丈夫か確認しましょう。
素材の著作権は基本的に制作者(配布サイト)が保持しています。そのため、例えフリー素材であっても、法律上はユーザー側が勝手に「編集・加工」を加えることはできません。
現在は「素材の編集・加工OK」としている配布サイトが一般的ではありますが、一部NGなケースもありますので、しっかり確認しておきましょう。
【4】利用可能な「範囲」を確認する
配布サイトでは、素材の利用先(発表先)を細かく規定しているケースが一般的です。多くの場合「アダルトや政治的な内容を含むコンテンツ」での使用は禁じられています。
また 例えば、動画に使用する場合でも「WEB媒体(YouTubeなど)での利用はOKだが、TV番組での使用は不可」といった例もありますので、使用できる範囲を確認しておきましょう。
【5】著作権表記(クレジット)の要・不要を確認
素材の利用にあたって、著作権表記(クレジット)が必要かどうかを確認しましょう。
サイトによっては「素材の利用は基本的に無料だが、クレジット表記が入れられない場合は有料」としているケースもあります。
「クレジット表記:不要」の場合でも、「まったく必要ありません」から「できれば入れて欲しい」「原則必須だが どうしても入れられない場合は無しでもOK」という具合に、サイトによって大きくニュアンスが異なります。
そのため、私個人は、仮に「クレジット不要」な素材であっても、(特に拒んでいるのでない限り)制作者の方に敬意を表して、クレジット表記するように心がけています。
【6】使用報告の有無を確認する
以前は「素材を使用したら報告してください」というサイトも多かったのですが、最近では「使用報告は必要なし」が一般的です。
ただし「商用利用の場合は事前連絡が必須」といったケースもありますので、規約を確認しましょう。
【7】一般的に禁じられている行為
そのほか、一般的に「フリー素材」配布サイトで禁じられている行為をまとめてみました(OKなケースもあります)。
- 素材そのものを再配布すること
- 素材そのものをメインにして商品化すること
- 自分が作成者であるかのようにみせること
- ロゴ化・商標登録化など 他社が利用できなくすること
- アダルトサイト、政治的なコンテンツなどでの利用 などなど
【補足】クライアントに確認しよう
クライアントから依頼を受けて動画を作成する場合は、フリー素材を使っても問題ないか初めに確認しておきましょう。
素材サイトの規約上では特に問題ない使い方をする場合でも、クライアントによっては「フリー素材」そのものを嫌がるケースがあります。これは、作成したコンテンツを2次利用(DVD化 など)する際に、権利関係が複雑になるのを嫌うためです。
後々トラブルにならないように、始めに確認しておきましょう。
まとめ:利用規約をしっかりと読もう!
フリー素材を入手する際に、確認しておくべきポイントをまとめてみました。
- 「使用料」を確認する
- 「商用利用」の可否を確認する
- 「編集・加工」の可否を確認する
- 利用可能な「範囲」を確認する
- 「著作権表記」の要・不要を確認する
- 使用報告の有無を確認する
- そのほか
利用規約・使用条件は、配布サイトごとに大きく異なります。無用なトラブルを避けるためにも、事前にしっかりと目を通すように習慣づけましょう。
当ブログでは、テロップ作成時に持っておくと便利な、商用可能な素材の配布サイトを記事にまとめています。
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