動画編集に関わる言葉の多くは、同じ対象・内容を指す場合でも、制作会社やスタジオ、使用アプリ、所属チーム によって異なります。
この記事では「テロップ」関連で用いられる言葉について、簡単な「解説」と「呼び方の事例」まとめてみました。
「あ」行
「か」行
映像内の出演者が話す言葉を文字起こしし、そのまま、あるいは多少の改変を加えて表示させるテロップのこと。「しゃべりテロップ」「フォローテロップ」とも呼ばれる(詳細な解説)。
「さ」行
画面の四隅に継続して表示されるテロップのこと。テレビ番組などで「左上:番組名/右上:コーナー名」といった形で表示されることが多い。
途中から動画を視聴したユーザに対して、今見ているのが「どんなテーマの番組の どの部分であるか」を 一目で理解させる役割がある(詳細な解説)。
→「テロップベース」の項目を参照
動画を再生する際、表示デバイスが異なっても、映像が確実に表示される範囲のこと。かつてのブラウン管型テレビは、本来の映像の「外周 10%」程度を隠して表示する仕様になっており、また 隠す範囲はメーカーや機種によって ばらつきがあったため「セーフティゾーン」が必要とされた(詳細な解説)。
→ 「コメントフォロー」の項目を参照
「た」行
動画内の出演者の言動に対して(動画には登場しない)演出側がツッコむ・茶々を入れる形で挿入されるテロップ。視聴者を笑わせる目的で使用される場合がほとんどで、バラエティ番組など エンタメ系動画で多用される(詳細な解説)。
本来はテレビに文字情報を映写する装置の名称。しかし 現在の日本では、編集(ポスプロ)の過程で動画内に差し込まれる文字情報のことを指すのが一般的。
ややニュアンスは異なるものの「字幕」「スーパー」「スーパーインポーズ」と呼ばれる場合もある。
テロップの背面に配置する、主に帯状の装飾のこと。単純な矩形から、イラストなどを併用した装飾的に凝ったものまで多様に成作される。
文字の視認性をあげることが本来の目的だが、番組のテーマと絡めた装飾にすることで演出的表現のひとつとしても利用できる。「説明テロップ」などに用いる、画面下1/3程度の大きさのものは、海外では「lower third(ローワーサード)」と呼ばれる。
「な」行
「は」行
テロップの基となる「文字」のセットのこと。フォントのデザイン自体は「書体」と呼ばれる。
動画を制作する際、素材撮影が終わって以降の作業全般を「ポストプロダクション(ポスプロ)」と呼びます。
具体的には「カット編集」「テロップ入れ」「カラーコレクション/グレーディング」「CG・映像加工」「効果音・音楽」「MA(音声の調整)」「納品データの書き出し」といった作業がポスプロの範囲になります。
また これらの工程に携わる「編集スタジオ」や「音響スタジオ」のことを ポスプロと呼ぶ場合もあります。
「ま」行
「や」行
「ら」行
「わ」行
英数
Adobeの動画加工アプリ。かつてのアイコン&起動スプラッシュは「電波塔」。
「アフターエフェクト」「アフターエフェクツ」「エーイー」「アフター」「アフエフ」などと呼ばれる。また 文章内では「Ae」と表現されることもある。
AdobeCreativeCloud利用者が利用できる、書体ライブラリー(旧Typekit)。呼び方は「アドビ フォンツ」。
Adobeの図形作成アプリ。かつてのアイコン&起動スプラッシュは「ヴィーナス」。「イラストレーター」「イラレ」と呼ばれる。また、文章内では「Ai」と表現されることもある。
Adobeの画像加工アプリ。かつてのアイコン&起動スプラッシュは「目」。「フォトショップ」「フォトショ」と呼ばれる。また、文章内では「Ps」「PSD」と表現されることもある。
Adobeの動画編集アプリ。かつてのアイコン&起動スプラッシュは「走る馬」。「プレミアプロ」「プレミア」と呼ばれる。また 文章内では「Pr」と表現されることもある。